NHK大河ドラマ西郷どん15話のあらすじネタバレと感想です。

あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。

⇒西郷どん14話のネタバレと感想はこちら

⇒ネタバレと感想記事の一覧はこちら

スポンサードリンク

西郷どん 15話のあらすじネタバレと感想

慶喜の決意を受けて、吉之助たちはすぐに京に向かった。

一日でも早く将軍継承に関するお言葉をいただくために、月照と近衛忠煕を通じて朝廷に働きかけるためである。

「良い知らせです!帝から幕府にお言葉が下されます」

月照が近衛から受け取ったお言葉の写しに目を通した。

「この写しには『世子は英傑、人望、年長を兼ね備えたものにすべし』としか記されておらず、一橋慶喜様のお名前はひとつも出ておりません…」

しかし、「年長」という言葉がさすのは紛れもなく慶喜の事であり、お言葉が下れば間違いなく慶喜が将軍になるだろうと吉之助と左内は信じて疑わなかった。

「良かったですな、吉之助さん!」

「殿がどれほど喜ばれることか!」

その頃、斉彬は強い国作りのために自ら先頭に立ち薩摩で軍事訓練を行なっていた。

安政五年の四月。

篤姫に悲しい知らせがもたらされた。

穏やかな時間を共に重ねて来た家定が重い病気にかかってしまったのである。

ほどなくして、家定に一任されたとして井伊が大老に就任した。

井伊は臨時に置かれた幕府の最高権力者としてその権力を振りかざし、独断専行を始めた。

「上様の指示により、次の将軍を慶福様とする!」

猛反発する一橋派に「上様のお言葉じゃ!」と一喝して退けた。

「お前…病気で苦しむ上様に無理強いしたのか!」

大老就任のあいさつに来た井伊に篤姫が語気を荒げる。

「とんでもございません。全ては上様のお言葉通りです」

病床の家定と井伊との会話が隣室に控えていた近習の耳にも届いたというが、会話の全てを聞いていたわけではない。

「…では、上様が書かれたという遺書をここに持って来なさい」

「それはできません。上様は私にと言って託されたのですから」

「出しゃばるな!上様は必ず元気になって戻られる。後継の話を急ぐなど不謹慎極まりない!」

篤姫は一人奮闘したが、形勢は一気に逆転してしまった。

あきらめの境地

京でその知らせを受けた近衛は青ざめ、取り乱した。

「残念ながらお言葉が書き換えられてしまったようです」

伏し目がちに月照が言った。

「年長」の文字が消され、幼い慶福が世継ぎになっても問題なくなってしまったのだ。

混乱に乗じて彦根側が関白の九条尚忠に働きかけていたのである。

ガクリと肩を落とす左内を横目に吉之助は大慌てで京を後にした。

昼夜を問わずひたすら走り続け、吉之助は数日後に薩摩に到着していた。

「殿!ただいま戻りました。次の公方様は…」

「信じたくなかったが…信じるしかなさそうだな」

髪は振り乱れ、ヒゲも伸び放題、汗と泥まみれの吉之助の姿に斉彬は全てを悟った。

吉之助の目に悔し涙が浮かぶ。

「馬を用意してくれ。お供はいらない」

一人でかけて行く斉彬を吉之助は必死に追いかけた。

やがて二人はかつて対峙した狩場にたどり着いた。

「江戸からの書状には、井伊が集成館にも目をつけ、近いうちに薩摩の工場廃止の命令が下されるとあった。…もう限界じゃ。俺の夢は砕けた」

天に見放されたと呟く。

「ここにくる途中、汗水垂らして働く百姓たちを見たか」

斉彬に気付いた薩摩の民たちは手を休めて斉彬にひれ伏し、手を合わせて感謝の涙を流す者もいた。

「かつて、農業こそがこの国を支えるのだとある者に教えられた。全ての民が腹一杯米を食える国こそが、本当に強い国になるのだと」

郡方書役として農政の改革に奔走していた吉之助の意見を、斉彬はきちんと受け止め実践してくれていたのだ。

「西郷、今日をもって庭方の役目を終わりとする」

そう言い残して斉彬は去って行った。

スポンサードリンク

吉之助らしさ

お先真っ暗で茫然と家に帰り着いた吉之助が庭先で短刀を眺めていると、正助が声をかけて来た。

「いったい何があったんや?」

「おれは…おれは何をしていたんだ…殿から頂いたこの短刀で人殺しまでして…」

正助は言葉を失った。

「それなのに、結局何の役にも立てず…もう打つ手がなくなってしまった」

「…だけど…吉之助さんは幼い時から誰もが無理だということを決して諦めず、思いつきもしないようなとんでもないことをやってのける人やった」

斉彬に手紙を送りつけて藩士の座につくように促し、正助の謹慎を解くきっかけをつくり、己は江戸で庭方にまで出世した。

「全て吉之助さんやからできたんや。不可能と思われることに立ち向かいやり抜いて来たんじゃないのか。それが俺の知る西郷吉之助という男じゃ」

正助の思いは吉之助の胸を打った。

貧しさに負けず助け合いながら必死に生きている家族。

相撲の稽古で何度投げられてもくじけずに向かってくる子供たち。

それに比べて自分は何と意気地なしか。

斉彬が血のにじむ思いで作り上げたものを無にしてなるものか…

吉之助はボロボロになった「Cangoxina」の紙を見つめながら静かに考えた。

失った命を糧に立ち上がる

夜が明けると同時に吉之助は鶴丸城に押しかけた。

「殿!兵を挙げてください!」

山田たちに取り押さえられながらも吉之助は大声で叫んだ。

「何をバカなことを!異国が迫っている今、国内で戦さをして世の中を乱すなど愚か者のすることじゃ!」

部屋から出て来た斉彬が一喝した。

「かつて薩摩の地にも多くの血が流れたことは確かです。敵も味方もない。生き残った者は流された血と儚く消えた命を無駄にしてはなりません」

周囲は静まり返って吉之助に耳を傾けている。

「血を流さずに戦う方法を考えました!江戸ではなく京に兵を出すのです。まずは京で挙兵し、薩摩の兵と殿の姿を見ていただきたいのです」

そうして改めて帝からお言葉をいただき、幕府に改革を迫るのだ。

「鍛え抜かれた薩摩の兵は今や日本一です。その薩摩が帝の名の下に集えば他の藩のものたちも必ずや立ち上がると思います」

「…まさか…お前に背中を押されるとはな」

涙を浮かべる吉之助に斉彬が微笑む。

「西郷、すぐに京に戻れ!わしもすぐに行く」

江戸では、朝廷の許可なく井伊が日米修好通商条約を締結し、徳川慶福を将軍の後継にすると正式な発表がなされ、井伊の独裁が始まっていた。

御台所の篤姫に家定の訃報が伝えられたのは亡くなってひと月も経ってからであった。

「う…上様…」

形見として渡されたのはいつか御台に食べさせたいと言っていた赤い柿の絵であった。

篤姫の目から大粒の涙が溢れる。

家定は柿の絵以外一筆も言葉を残さず、三十四歳という短い生涯を終えた。

京に着いた吉之助は、鍵屋という宿で月照と左内と顔を合わせた。

「お殿様が三千の兵を率いて来られると!早く準備をしなければ!」

ところが、七月十六日。

突如として斉彬は帰らぬ人となったのである。

以上、西郷どん15話のあらすじネタバレと感想でした!

⇒西郷どん16話のネタバレと感想へ

⇒ネタバレと感想記事の一覧はこちら

⇒キャスト&相関図はこちら

⇒視聴率速報はこちら

スポンサードリンク