NHK大河ドラマ西郷どん13話のあらすじネタバレと感想です。

あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。

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西郷どん 13話のあらすじネタバレと感想

江戸の町に未曾有の被害をもたらした安政の大地震は、篤姫の待ちわびていた輿入れをも延期させてしまった。

揃えておいた婚礼道具も全てがダメになり、改めて全て揃えなおす必要があった。

斉彬の命を受けた吉之助の働きにより新たな婚礼道具が一式取り揃えられ、大地震の翌年安政三年の晴れ渡る冬空の下、篤姫はめでたく輿入れの日を迎えた。

豪華な籠に揺られ華やかな着物をまとった篤姫を遠く離れた場所から見守る吉之助に、篤姫が視線を送ってきた。

二人の再会はずっと先のこととなる。

幕府と薩摩の威信のかかった篤姫の婚儀は大正盛大で、輿入れの行列は江戸城から薩摩の屋敷にまで連なっていた。

その日の夕方、斉彬が「良い働きをしたな」と吉之助にねぎらいの声をかけてきた。

恐縮する吉之助に斉彬が酒を注ぐ。

「ご苦労であった」

「いただきます!」

初めて褒め言葉をもらった吉之助は、目を潤ませながら斉彬の注いでくれた酒を飲みほした。

「なんと素晴らしいぐい飲みでしょう!」

「ぐい飲みではない。これは薩摩の集成館で作らせている切子硝子と言うものじゃ」

集成館で行われている事業は軍艦や大砲の製作にとどまらず、切子硝子や紡績、エレキテルやガス、印刷、酒作りなど多岐にわたって展開されているという。

斉彬は興奮した様子でさらに熱く語った。

職人たちが育ち新たな技術を身に付けていき、お金を稼ぐようになる。

百姓たちは便利になった道具を使い、より多くの作物を作れるようになる。

ものが豊かになれば、商人たちはさらに交易を広げていく。

「つまり、皆が豊かになるのだ。民の暮らしが満たされていれば、国は自然にまとまっていく」

「殿…殿の夢が大きすぎて、私のような者には到底ついていけません」

「夢などではない。現実じゃ」

「はは!」

この日二人で酌み交わした酒は、吉之助にとって生涯忘れることのできない宝となった。

安政四年の年明け、国入りする斉彬に同行した吉之助と大山は薩摩に帰ることになった。

道中、京の公家・近衛家に立ち寄り、近衛忠煕に話を切り出そうとすると、ふいに爽やかな風が舞い込んだ。

姿を現した紫衣を纏う端整な顔立ちの僧侶に吉之助は息をのんだ。

「月照様、お久しぶりでございます」

「薩摩守様も、お変わりないようで」

後ろに控えていた吉之助にまで声をかけて微笑んでくれる。

この美しい僧侶が今後の吉之助の人生に大きく関わってくることになろうとは、この時の吉之助には知る由もなかった。

「月照様、単刀直入に申し上げます。折を見て、帝のお言葉を頂きたいのです」

帝からの信頼の厚い月照を通じて、慶喜を次の公方にするように帝からのお言葉を頂きたいと訴える斉彬に吉之助は驚いた。

故郷で待つ大切な人々

春の訪れを感じる頃、吉之助はおよそ三年ぶりに故郷に戻り、懐かしい我が家の門をくぐった。

「兄さん!お疲れ様です」

弟妹達が一斉に飛び出してきて大騒ぎになった。

市来正之丞に嫁に行った琴まで戻ってきていた。

高齢のきみも元気そうで何よりだったが、生活は相変わらず苦しいようだった。

「兄さん、心配いらん!金ならなんとかなる」

留守を預かる吉二郎はたくましくなっている。

その夜、懐かしい面々が囲炉裏を囲んだ。

「三年も江戸にいるのに、大した功績もあげられない…」

己の未熟さを嘆く吉之助に正助が言う。

「殿からの信頼があり、評価も高いともっぱら評判じゃ!」

「そうだそうだ」と大山もうなずく。

斉彬は吉之助と話すのを楽しみにしているという。

「吉之助さんはお殿様と直接お話をするんですか」

「よほど大切な話をしているんじゃろ?」

「お殿様はどのような話をされるんじゃ?」

興味津々に斉彬のことを聞いてくる一同に吉之助が激怒し、一喝した。

「うるさい!殿のことを酒を飲みながらなんて話せるもんか!」

静まり返った空気を切り裂くように正助が口を開いた。

「そういえば、ひとつ報告が…恥ずかしながら嫁をもらうことになりました」

吉之助の顔がみるみるほころんだ。

「なんて?!それを早く言わな!」

お相手は吉祥院の住職に囲碁を習いに来ている、正助の上役にあたる早崎七郎左衛門の娘・満寿で、正助とは顔見知りだという。

「そうかそうか、嫁さんを…」

めでたいめでたいと、賑やかな宴が夜通し続いた。

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斉彬の広い視野

吉之助の祈りもあってか、その年の九月に斉彬は男の子に恵まれた。

「哲丸様のご誕生誠におめでとうございます」

城を訪れた久光は斉彬に祝いの言葉を述べた。

「わたしは哲丸様を支えてこの島津の家を守るために全力を尽くします!」

「いつまでそんなくだらないことを言っているのだ。この国がなくなるかもしれないというのに、家など守っていても何の意味もないだろう」

アメリカの艦隊が押し寄せ、開国を求めてくるのは時間の問題である。

それに備えるために鉄砲や大砲を作り、フランスからは軍艦も買う。

しかしそれは戦争のためではない。

「西郷!どういうことか答えてみよ」

「はっ!大事なのは戦に勝つことではなく、諸外国と対等につきあうことです」

「はぁ?なんじゃ?お前は」

平伏する吉之助に久光か睨みをきかせる。

「久光!お前も変わらなければならない。このままではお前に島津の家を任せることはできない」

兄の厳しい言葉に久光は絶句した。

大切なものを失いながらも前進する強さ

正助の祝言の日、阿部正弘の訃報とともに吉之助に登城せよとの伝令が来た。

斉彬はかなり落胆していたが、吉之助の励ましもあり、日本の未来のために前進すると決意を新たにした。

「西郷、また薩摩を離れて江戸で働いてもらわなければならない」

「はは!恐れながら…」

吉之助は大久保正助を一緒に江戸に連れて行って欲しいと願い出た。

熊本までならという許しをもらい、吉之助は喜び勇んで正助に報告に行った。

「殿に許しをもらった!正助さんも一緒に江戸に行くぞ!これで薩摩を出られるぞ」

「吉之助さん、俺がいつそんなことを頼んだ?皆んな薩摩で必至にやって来ているんだ。見下すのもいい加減にしろ!」

正助は喜ぶどころか、激高した。

「吉之助さんは変わってしまった。俺は自分の力でいつか江戸に出るんじゃ。余計なことをするな!」

喧嘩別れしたまま江戸に旅立つ日が来た。

塞ぎ込んでいる正助に、妻の満寿が旅の支度をして言った。

「今ならまだ吉之助さんに追いつけます」

差し出された旅支度を突き返して「行かない!」と言い張る義息子に次右衛門が諭した。

「正助、今行かなければお前の未来は開けない。満寿、そうだよなぁ?」

「吉之助さんもきっと正助さんを待っているはずです」

二人の言葉に背中を押された正助が、熊本への道を全力で駆けていくと前方から走ってくる吉之助がいた。

「吉之助さん、熊本はあっちじゃ!」

「いやぁ、大久保正助という大切な忘れ物をしたから!」

「吉之助さん、すまんかった」

二人はニカッと笑い、肩を並べて走り出した。

この日、初めて薩摩をあとにした正助であった。

以上、西郷どん13話のあらすじネタバレと感想でした!

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